今回から既存住宅売買瑕疵保険の新シリーズを始めます。
耐震基準適合証明書もそうですが、中古住宅の取引は工法・構造・築年数などで手続きの方法が変わってくるので、本当にややこしいです。
既存住宅売買瑕疵保険の加入が要件となっている補助制度もあるので、きちんと整理して、正しく制度を利用したいものです。
中古住宅の不具合は買主のせい?
中古住宅でも買ってから雨漏れが発生したら、売主に直してもらえますよね。
う~ん。
一概には言えないなぁ。
えっ。
半年前に友人が中古住宅を買ったんですが、この前の大雨で雨漏りしたみたいで…。
仲介会社に言っても解決しないみたいで、僕に相談されたんですけど。
売主は個人かな?
売主は不動産業者じゃないって言ってました。
だとすると難しいかもしれないね。
どうしてですか?たった半年ですよ!
欠陥住宅じゃないですか!
欠陥住宅の定義が間違ってるよ。
欠陥住宅とは、建築会社の原因で住宅に何らかの問題が生じている住宅のことを指すから、新築かもしくは業者の再販物件にしか当てはまらないよ。
また、雨漏れなんかの問題を瑕疵と言うんだけど、中古住宅の個人間売買の場合は、そもそも瑕疵の責任が法律で明確になっていない。
極論を言うと、今にも崩れそうなボロ屋でも、売主が直さないと売ってはいけないという決まりはない。
売主が隠していたらわからないじゃないですか。
売主が故意に隠ぺいしていたことが証明できれば訴求できるけど、現実問題としてはなかなか難しいね。
だったら怖くて誰も中古住宅を買おうとは思わないですよ
極端な意見だが、そのように消費者を誘導する不動産会社や建築会社が多いから困ったもんだ。
結論から言うと、中古住宅でも安心して取引できる仕組みがあるよ。
あるんですか!
じゃあ友人の場合も大丈夫ってことですよね。
残念ながらご友人のケースで解決策になるかはわからない。
というか住宅ローン減税の時のように手遅れの可能性の方が高いと思う。
その友人は中古住宅を購入する上で必要なプロセスを実施しなかったから、今の状況に陥っている。
これから中古住宅の流通を促進するために国が設けた制度について説明するよ。
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