高崎テクノがお送りします高崎不動産情報ライブラリーです。
今日の高崎は曇り。
先月の山火事のニュースが記憶に新しいですが、今日の話題はこちらです。
2019年に起きた火災総死者数の約7割は住宅火災による死者です。
そのうち逃げ遅れによる死者が約6割を占めており、いち早く火災に気づいて避難することが命を守るための行動になります。
火災の発生を迅速に知られてくれる住宅用火災報知器を設置し、定期的に正しく作動するかを確認する事が大切です。
◆住宅火災での逃げ遅れを防ぐためにも住宅用火災警報器の設置は重要
2019年中に起きた総出火件数のうち住宅火災は3割ですが、火災総死者数では約7割を住宅火災による死者数が占めています。火災が発生した場合、目で煙や炎を見る、鼻で焦げ臭い匂いを感じる、耳でパチパチという音を感じるなど、五感で気づくことがほとんどです。
しかし、それだけでは就寝中は仕切られた部屋で物事に集中ときなどは、どうしても火災に気づくのが遅れてしまいます。近年の住宅火災による死者数(放火や自殺者などを除く)の発生状況を経過別にみると、逃げ遅れが最も多く、全体の約6割を占めています。そこでいち早く住宅内の火災発生をキャッチし知らせてくれるのが住宅用火災警報器です。
住宅用火災警報器は火災より発生する煙を感知し、音や音声により火災の発生を知らせてくれる機器です。
消防庁が2017年から2019年までの3年間、失火を原因とした住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅火災警報器が設置されている場合は設置されていない場合に比べて死者数と焼損床面積は半減、損害額は約4割減る結果となりました。
住宅用火災警報器を設置することで住宅火災発生時の死亡リスクや拡大リスクが大幅に減少したことになります。
◆「いざ」という時の為に、住宅火災警報器は定期的に点検が大切
住宅用火災警報器には種類があり、主なものは煙式(光電式)と熱式(定温式)の2種類です。煙式は住宅用火災警報器に煙が入ると音や音声で火災の発生を知らせるもので、寝室や階段室には消防法でこの煙式の設置が義務づけられています。熱式は周辺の温度が一定の温度に達すると音や音声で火災の発生を知らせるもので、台所や車庫など、大量の煙や湯気が対流する場所などに適しています。天井に設置するタイプと壁掛けタイプがあるので、設置場所に応じて選ぶと良いでしょう。住宅用火災警報器の電源は電池を使うタイプや家庭用電源を使うタイプがあります。電池を使うタイプの場合、その寿命の目安は約10年です。点検ボタンを押すか点検ひもを引っ張り、定期的に作動を確認しましょう。春・秋の火災予防運動の時期に点検をするなど、点検の時期を決めておくのもよいでしょう。「いざ」というときのために、住宅用火災警報器が正常に作動するように、定期的に確認をして維持管理をすることが大切です。
火災が発生した時にご自身や家族の命を守る為には、火災警報器等の備えは必須です。
住宅購入する際には設置しているのは当然ですが、定期的な点検も行うようにしておきましょう。
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