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住空間の快適さは家が実現するわけではありません

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カテゴリ:【 土地を買う・家を買う・家を建てる 】
高崎テクノがお送りします高崎不動産情報ライブラリーです。
このところ連日夕方から夜にかけて雷雨です。
我が家もそのたびに停電しています。改めて懐中電灯の電池を確認しました。
いざという時に使えないようでは困りますよね。
それでは今日もお役立ち情報をお届けいたします。


せっかく住宅購入するのだから快適な住空間にしたい!
オシャレでスッキリした生活を実現したい!
誰もが思うことだと思います。
下記のリンクはLIFULLHOME’Sのリノベーション事例ですが、素敵な部屋ばっかりですね。

カフェ風が特長のリノベーション事例

工務店・リフォーム会社は優秀なので、「こんな風にしたい!」と伝えれば、お住まいの条件に合わせてなるべくご希望に沿うように工事を行ってくれます。
ご希望は具体的であればあるほど良いですし、あまり実情とかけ離れた要望を出さなければ、希望する住空間を実現することはできます。
当然ながら希望する内容によってお金がかかりますので、普通の人とは違った凝ったデザインを実現するのは贅沢な選択と言えます。

■快適な住空間がオシャレでスッキリした生活を実現してくれるわけではありません
さて、リフォームによる自己満足の実現には大きな問題があります。

先ほどの記事の写真をもう一度ご覧いただくと、二つの特徴があります。

一つ目は生活感がないということです。
机には物が置かれておらず、電気製品のコードなども見られません。床に雑誌とか新聞も置かれてませんよね。

だいぶ前に家族の問題をリフォームで解決するというコンセプトのテレビ番組がありました(ビフォーアフター的なやつです)が、人が引っ越ししたりリフォームしたりするきっかけは、今のごちゃついた生活環境を一新したいという願いがあるからかもしれません。

ただ、リフォーム事例の写真はリフォーム会社にとって「商品の写真」なので、当然ながら綺麗に撮影するわけです。

生活感に溢れたリフォーム事例を見ることは難しいのです。
綺麗なリフォーム事例を真似して住空間を実現したとしても、早ければ数か月もすれば生活感に溢れてしまうのです。

二つ目は広く映るように演出されていることです。

リフォーム会社向けの写真撮影テクニックのセミナーがあるくらいで、なるべく広角で、明るめに撮影するのが良いとされます。
写真にこだわる会社は脚立を使って、少し上から撮影するケースもあります。

これらの写真は演出のものなので、実際の広さとは異なります。

自己満足のリフォームは「広さの解決」に限界があるということです。

整理整頓された空間を快適と感じます。
他方で、よく使うものがすぐ手の届く場所に配置されていることも快適と感じます。
見た目の快適さと実用的な快適さは同じではないのです。

広くて快適な空間を実現するには、今より広い空間を得ることが解決策だと思われがちですが、これは間違いです。
6帖ワンルームから体育館くらいの家に引っ越すことができれば別ですが、住宅購入で広くなってもそこまで劇的に広くはなりません。

住環境のごちゃつきは生活習慣によるものなので、すっきりした住空間が欲しい人がまず行うべきなのは断捨離だったりします。

■「広さ」を解決するために安易に郊外を選択してはいけません
住宅購入の検討が進んで、やりたいリフォームなどのイメージが固まってくると直面する問題が「広さ」です。

資産価値重視の住宅購入の場合、物件ありきなので、その物件の広さでできる範囲のリフォームを考えます。
これが正しい考え方です。

問題なのは主にリフォーム会社が提案するのですが、リフォームありきの物件選びを行ってしまうことです。

例えばカフェ風のオシャレなリビングダイニングが欲しいとします。
希望の空間を実現するには、最低でも16帖、できれば20帖くらい欲しいとします。
しかし都市部には16帖のLDKを確保できる物件はそんなにありません。(ものすごく高額になります)
すると物件選択の視点が自ずと郊外に向いてしまうのです。
この判断は間違いです。

自己満足のリフォームは資産価値とは関係ないので、今が良くても将来困ることになるからです。

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記事は新築の事例ですが、お伝えしたいメッセージは同じです。

・在宅勤務が多い
・子どもの個室が必要
・一生住む

以上のことから、都心の狭いマンションから郊外の一戸建てを選択されています。
東京駅から電車で50分も離れた駅なのに、駅徒歩25分(バス利用)を許容してしまっているところが、「広さ」に捉われた恐ろしい判断です。

長い人生で様々なアクシデントが想定されます。

住宅は「一生で一度の大きな買い物」と認識しているのに、買う段階で「家を売らなければならない事態」を想定していないのがおかしいのです。

この記事の方のように、その郊外の家を建てた本人は満足度が高いので価値がある(維持されている)ように思い込んでいるのですが、不動産の価値はほぼ立地です。

郊外の家を選択するということは、

・買った値段よりも大幅に価格を落としてしまう
・売りたくてもなかなか買い手がつかない
・場合によっては誰にも売れない(貸せない)物件になる

というリスクを負う買い方です。
※ついでに新築は買った瞬間に供給業者の利益分価値を落とす贅沢な買い方です。

郊外に求めた「広さ」がそれほどまでの価値があるのか?を冷静に判断する必要があります。

■狭い空間を演出するちょっとした工夫
個人的な意見で恐縮ですが、ないものねだりで安易に「広さ」を求めてしまうよりは、限られた環境で別の解決策を工夫する方が幸せな人生に近いような気がします。

少なくとも自分の周りの環境を上手に使う能力は磨かれると思います。

環境を上手に使う能力が低いままだと、そこそこの広さを得たとしても、その空間を活かすことができず、結局様々な問題を「お金」で解決するしかなくなるのです。

ネットで調べれば簡単に情報を得られるので、まずは今の環境から工夫する練習を行ってみるのも良いかもしれませんね。

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豊かな人生を実現するのに、ご自身(あるいはご家族も含め)の能力、とりわけも自分の周りの環境を上手に使う能力は不可欠だと思います。

事業者に言われるままに環境をお金で解決するのではなく、せっかくの住宅購入の機会なので、「希望する住空間を自ら工夫して創る」ということも検討してみてはいかがでしょうか。


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